• 5/3(THU) GUEST DJ: SATOSHI TOMIIE

5/3(THU) GUEST DJ: SATOSHI TOMIIE

Posted Date : 2012/04/03

富家哲 / SATOSHI TOMIIE (SAW.RECORDINGS)

10代の頃からピアノを学び、長年ジャズファンでもある富家は1989年、シカゴ出身の“ゴッドファーザー・オブ・ハウス”ことフランキー・ナックルズと共に制作した『Tears』でデビュー。即座にヒットとなり現在ではハウス・クラシックスとしてシーンにおける金字塔となっている。

1990年代初頭、坂本龍一のツアーにキーボーディストとして参加。クラブ・トラックに長けたクリエイターとして認知され、U2、マライア・キャリー、デヴィッド・ボウイ、シンプリー・レッドなど大物アーティストからのリミックス依頼が次々と舞い込んだ。

DJギグもすでに相当数こなしていた2000年前後、シーンの移り変わりと共に富家のDJスタイル、楽曲も変容。初のアルバム『FULL LICK』はダークで一風変わったリズムだけでなく、なぜか耳に残るボーカル、魅惑的なグルーヴを持ち合わせた唯一無二の作品。アルバムからのシングル『Love in Traffic』が世界的にヒットしたことも加わり、当時新たなハウスシーンとも呼べるムーヴメントが生まれかけていたが、このアルバムはそのムーヴメントを定着させたと言える。

ハウス・ミュージックの新たな方向性を示した富家の業績は他にもある。2001年Hector Romeroと共にSAW.RECORDINGSを立ちあげ、スタイルやトレンドに囚われずクオリティの高い楽曲だけをリリースしてきた結果、新しいハウスのスタイルを他の良質レーベルと共に築いた。NY拠点のレーベルながらAudiofly, Doomwork, Mabaan Soul, Tucillo, Gutiといったヨーロッパの才能を発掘し、若い(または未発掘の)プロデューサーをサポートするレーベルとしてその名を知られるようになった。

昨年、念願のスタジオがNYについに完成。サウンドエンジニアによる綿密な設計をもとに床や壁の素材、反響など徹底した作りのスタジオから、さっそくSAWのシングルGUTI『Keep It』のリミックスが生まれた。印象的なピアノが特徴の11分を越えるリミックスはMarco Carola, Locodice, Reboot, Adam Port, Lee Burridge, 2000 And One, SIS, Davide Squilaceら多くのDJやクリエイターたちからサポートされている。今後もまたこれまでとは違ったサウンドで私たちを驚かせてくれるに違いない。

スタジオの外ではヘッドライナーDJとして各地でプレイを続ける富家は世界で最も成功している日本人のDJと言えるだろう。

http://www.satoshitomiie.com/